製造業Webサイトを基礎から運用しようーWebサイトは「更新」と「改善」の二本柱で運用するー

※このブログは2014年5月-7月に連載していた「製造業Webサイト運用の基礎(全8回)」を編集・再構築したものです。

こんにちは!コロナ禍で対面営業が制限される中、これまでよりもWebサイトの活用を強く意識されるようになった企業様も多いのではないでしょうか?

当ブログでは、そんな今だからこそ見直したいWebサイト運用の基礎を全3回にわたってお届けします。第1回のテーマは「Webサイトは『更新』と『改善』の二本柱で運用する」です。

目次

「Webサイト公開」はあくまで目的達成のための手段

いきなりですが、皆さんが最後にWebサイトを更新したのはいつですか?

きちんと定期的に更新している!という方から、1年以上更新できていない…という方まで様々だと思います。もちろん定期的な更新を行うことは大前提ですが、せっかく時間を割くのですから、Webサイトからなんらかの成果を得たいと考えるのが自然でしょう。

それでは、皆さんが求める成果、すなわちWebサイトを公開した目的はなんでしょうか?

こちらも「問い合わせや資料請求がほしい」「認知度を高めたい」「既存客フォローに活用したい」など色々な可能性が考えられますが、果たして今のWebサイトはその目的を達成できているでしょうか?

結論から申し上げて、当初の目的をきちんと全うできている製造業Webサイトは残念ながらほんの一握りです。

多くの場合、Webサイト制作やリニューアルという非常に労力がかかる作業に取り組むうち、「目的を達成するためのWebサイト制作」という『手段』が、知らず知らず『目的』に変わってしまい、サイトを公開した時点ですっかり満足してしまうのです。
「Webサイト制作」はあくまで「目的を達成するため」の手段。とは言え、公開して即座に目的を達成できるサイトなどほとんどありません。

だからこそ、サイト公開後に目的を持って「運用」を行うことが重要です。

Webサイトを運用する目的とは?

ところで、そもそもWebサイトの運用とはどういうことを指すのでしょうか?
答えは単純、「ユーザーの課題を解決できるWebサイトにすること」です。

一見遠回りに思えるかもしれませんが、たとえば皆さんが何かの目的を持って(つまり、ユーザーとして)Webサイトを訪れたとき、多くの場合まず情報収集や比較検討から始めませんか?そして、検討に足る情報のないサイトからは早々に離れてしまうのではないでしょうか?
ましてや取引金額の大きい製造業の場合、一度の訪問で即座に発注を決めることはほとんどありません。

つまり、自社の目的を達成するためにはユーザーに情報を提供し、その課題を解決して関心を維持してもらう必要があるのです。

「ユーザーがどのような課題を抱えているのか?」
「どのような目的でWebサイトを訪問するのか?」
「どのようなコンテンツを提供すればユーザーの課題を解決できるか?」

これらを意識してWebサイトを制作・運用していくことが必要です。

Webサイトの運用は「更新」と「改善」に分けられる

もう少し具体的に考えてみましょう。
Webサイトの運用は、「更新」と「改善」の2つに分けることが出来ます。

「更新」とは、新製品や展示会などの情報をその都度サイトに掲載することです。Webサイトを公開している以上最低限やらなければいけないことと言えます。

続いて「改善」とは、アクセス解析ツールを活用してユーザーの行動を分析しPDCAサイクルを回していくことです。こちらはWebサイトの目的達成に非常に重要な要素と言えます。

Webサイトからなんらかの成果を期待しているなら、定期的にデータをチェックし、ユーザーが満足できるサイトになっているか?を検証し改善し続けなくてはいけません。

「更新」と「改善」。この二つの要素がそろって初めてWebサイトを「運用」していると言えるのではないでしょうか。

さて、今回は「Webサイトは『更新』と『改善』の二本柱で運用する」をお送りしました。
Webサイトの運用は地道な作業の繰り返しですが、根気強く「続ける」ことがサイト成長の近道です。次回は、「Webサイト運用で初めにやるべきこと」や「Webコンテンツ制作の取り組み方」などをお伝えしていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

第2回を読む

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