優れたBtoBサイトのポイントとは?≪独自コンテンツの作り方のコツ≫

こんにちは。

今回もサイト診断で見つけた、優れたWebサイトをご紹介したいと思います。

企業がWebサイトを運営する上で課題の一つとなるのが、独自コンテンツの作成です。ユーザーの興味を惹くようなコンテンツの作成はなかなか骨が折れますよね。しかし、すでに保有している情報にひと手間、ひと工夫加えるだけで、自社独自のコンテンツにできる可能性はきわめて高いのです。

今回ご紹介するのは、業務用オーブンの製造販売を行っている株式会社七洋製作所です。
では、実際に詳しく見ていきましょう!

こちらのWebサイトを見てみると熟読させるコンテンツが豊富でどれも興味深いのですが、気になるものをいくつかピックアップしてみました。

①七洋の想い(ヒストリー)

創業からの歴史や沿革など、企業が辿ってきた軌跡が写真付きでまとめられています。「七洋が選ばれる理由。」で自社の強みをしっかりと盛り込んでいるところも良いですね。企業としての歴史や背景、姿勢、想いなどを伝えることで、Webサイトで伝えようとする情報にぐっと説得力や親しみが増します。創業からの歴史や背景はどちらの企業も必ずお持ちだと思いますので、比較的取り入れやすいコンテンツの例ではないでしょうか。

②繁盛店物語(お客様の声)

Webサイトに「お客様の声」を載せている企業は多いと思いますが、こちらの企業ではお客様の声を「インタビュー形式」で取り入れています。実際のお客様の顔写真を載せていたり、七洋製作所のオーブンを使うことでどのくらい時間が短縮されたのか、またどのくらい生産量が上がったのかなど具体的な改善事例も記載されており、説得力のある独自コンテンツとなっています。

③一生一品(社長によるインタビュー)

こちらのコンテンツは②の「お客様の声」と近いのですが、社長自らがシェフやパティシエの生の声を聞き、ライティングしているという点が他と一線を画しています。真似をするのは少しハードルの高い、キラーコンテンツです。シェフやパティシエの「一生一品」を紹介するとともに、七洋製作所の業務用オーブンの使用感などが記載されており、売り込み感なくすんなりとストーリーが入ってきます。

今回のポイント

すでに保有している自社の情報に一工夫加えて、独自コンテンツにする

一から真新しいコンテンツを作成しようとすると手間も時間もかかりますが、自社で持ち合わせている情報に一工夫加えることで独自のコンテンツになる可能性があります。再度、自社の保有する情報を見直してみてはいかがでしょうか。

他社と差別化をはかるキラーコンテンツを作成する

ハードルは高いですが、他社と差別化をはかる独自のキラーコンテンツはユーザーを惹きつけ、Webサイト全体に説得力をもたらします。…とは言え、なかなか思いつかない場合は貴社の辿ってきた沿革や軌跡、自社の強みやウリとなる部分をまとめるだけでも独自コンテンツになりえます。ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。


Webサイトの運用には欠かせない独自コンテンツの作成。ぜひ参考にしていただければ幸いです。