「リスティング広告を出しているのに、全然効果がない!」とおっしゃるお客様がいらっしゃいます。特に高額な製品を取り扱っているお客様から、このような声をよく耳にします。これは、私たちが普段店で購入するような商品(BtoC)と、製造業の現場で使用する製品(BtoB)では、売れるまでの流れが大きく違うからです。
私たちが普段購入する商品は、自分の意志ですぐに買うことができるものがほとんどです。例えば、新しいスマホが欲しいと思ったら、ネットで検索して気に入ったものをすぐに購入できます。そのため、広告を見てすぐに商品購入につながるケースも多く、広告効果がすぐにわかることが多いのです。
しかし、企業が新しい機械やシステムを導入する場合、一人で決めることはできません。通常は複数の部署が集まってじっくりと話し合い検討します。そして、競合企業が提供している製品とも比較検討する必要があります。そのため、広告を見てすぐに決まることは少なく、実際に購入するまでに時間がかかるのです。
このように製造業(BtoB)の製品購入は、個人購入と異なる点が多く、BtoCのように短期間で広告効果を実感することはあまりありません。しかし長期にわたる購入検討期間中、ユーザーはWebで情報収集することも多く、そんな時に活躍してくれるのが実はリスティング広告なのです。
リスティング広告は、お客様が製品やサービスを探している時に、あなたの会社を見つけてもらうための強力なツールです。情報収集の際に何度も広告を見ることで、企業への信頼感も生まれやすくなります。短期的な広告成果を求めるのではなく、長期的な視野でリスティング広告を継続されてみてはいかがでしょうか。