検索順位が上位でもリスティングをした方が良い理由

 こんにちは。

 皆さんはGoogleやYahoo、Bingなどの検索結果に気を配っているでしょうか。検索順位が上位ならばそれで満足とお考えの方も多いかもしれません。確かに、インターネット上においてGoogleなどの検索結果で上位に表示されることは非常に大切です。しかし仮に1位だったとして、それで十分と言えるでしょうか。

検索順位が1位でも目立つ位置に表示されるとは限らない

 下図はGoogleで「スリップリング」というキーワードを検索したときの検索結果画面です。見ていただくとわかる通り、スクロールせずに表示されている範囲(ファーストビュー)には広告しか表示されていません。本来は検索順位が1位であれば一番上に表示されるのですが、そのキーワードでリスティング広告を出稿している企業があるとユーザーの目に触れる機会は大きく減ってしまいます。

検索結果画面内の占有率を高めることができる

 先ほどの検索結果画面を別の観点から見てみましょう。検索順位1位には株式会社東測のWebサイトが表示されているのですが、こちらの企業はリスティング広告も実施していることで画面の占有率を高めています。検索結果画面のより広い範囲を独占できるならそれに越したことはありません。まして競合企業が広告を出しているなら、出さなければ他社に遅れを取ってしまいます。

検索順位上位に匹敵するクリック率が見込める

 しかし、いくら上部に表示できても広告に対して漠然と「あまりクリックされないのでは?」という印象をお持ちの方もいるかもしれません。それでは実際の数値で確認してみましょう。

下表は日本における検索順位別のクリック率を調べたものです。以前は検索順位が1位ならクリック率が30%ほどあったのですが、近年は14%程度にとどまっています。

※引用元:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO

 それでは広告のクリック率はどうでしょうか。弊社でGoogleリスティングの運用をしているお客様の平均クリック率は5.64%(2024年1月のデータ)で、検索順位で言えば3位に表示されたのと同等のクリック率です。あくまで弊社の場合ですが、特にクリック率の高いお客様は10%を超えており、検索上位に表示されるのと遜色ないと言って良いでしょう。

掲載内容をコントロールできる

 GoogleやYahoo、Bingなどの検索エンジンに詳細を委ねるSEOと違い、リスティング広告は自由に広告文やリンク先を設定できる点も強みです。力を入れて売り出したい商品があるときや、期間限定のキャンペーンをPRしたいときなど、特定の情報を目立たせてユーザーの感心を惹き付けることが比較的容易に可能です。また、ターゲットを絞って表示することもできるので、伝えたい層に伝えたい情報を届けやすいというメリットがあります。

 今回は検索順位が高くてもリスティング広告をしたほうが良い理由についてご紹介させていただきました。この機会にぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

目次