ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。
診断日:2022年2月
株式会社サンポール
診断URL:https://www.sunpole.co.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
2020年5月にリニューアルされたホームページです。まずトップのメインビジュアルで “通学路の安全を守る” クラウドファンディングのお知らせが目に留まり、地場を大切にする企業としての姿勢がうかがえました。 【製品情報・図面】のページも選んだ製品をさらに品番・キーワード・寸法・仕様などで絞り込み検索できるようになっていたり、各製品ページから図面やカタログなどの関連資料をすぐにダウンロードできるようになっています。また、「この製品について問い合わせる」ボタンを押すと製品名・品番が入った状態で問い合わせ内容をすぐに入力でき、ユーザーの利便性も考えられています。【納入実績】もわかりやすく数も豊富なのですが、強いて言えば検索のところで「製品カテゴリー」「都道府県」「設置場所」等の組み合わせ検索ができるとさらに良くなると思います。とても良くできたホームページなので、このまま更新を続けてほしいと思います。
シー・ティ・マシン株式会社
診断URL:https://www.ctmachin.co.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
【製品】【サービス】【お役立ち情報】など、情報が充実した非常にレベルの高いサイトです。特に【製品】は動画やイラストを用いたり「選ばれる理由」や「お客様の声」を紹介するなど説得力がありました。「ボラードの種類」「チェーンゲートの種類」もわかりやすく、知識のないユーザーでも自分に合った製品をスムーズに選ぶことができます。【サービス】内の会員登録制コンテンツ「建築専門家向け図面サイト」も素晴らしいです。閲覧に個人情報が必要なコンテンツは情報登録のハードルに対して得られる資料の事前説明が不十分な場合が多いのですが、こちらのサイトはメリットをしっかりと説明できています。しかし、気になったこともあります。それはTOPページのバナー「プロの目で診断し、改善点を提案致します!」のリンク先がオンラインショップになっていること。バナーの文言から、お問い合わせフォームを含めたコンテンツページを期待したので違和感を覚えました。オンラインショップに製品ではないものがあること自体もあまり良くありません。とても訴求力のある内容なので、きちんとサイト内でコンテンツ化することをオススメします。とはいえ、よくできたサイトであることに変わりはありません。
※本資料では、執筆者宮本が特に気になった2社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。
執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/