ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。
診断日:2022年4月
サラフジ株式会社
診断URL:https://sarafuji.co.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
サイトを開くと ”創業50年 半世紀を超えました” というシンプルなメッセージと ”大型製缶” “大型機械加工” という文字が目に飛び込んできました。一目で何を扱う会社かわかり、かつ老舗企業であることも伝わるので信頼感が高まります。コンテンツ自体はシンプルですが、わかりやすくストレスなく閲覧できました。特に【取扱商品】は各製品カテゴリの冒頭で「サラフジの特長」として強みを伝えているので検討段階のユーザーには非常に効果的です。強いて改善点を挙げるなら、ゴール設定を明確にすると今よりもワンランク上のサイトになると思います。お見積りやカタログ請求はもちろん、フッターにバナーを設置している「製缶・機械加工コストダウン.com」「クレーン導入コストダウン.com」で案内している小冊子のプレゼントでも良いでしょう。ユーザーに求める行動を具体的にイメージして導線を強化しフォームも最適化することをオススメします。最後に、2021年7月のリニューアル以降一度も更新がないようです。ホームページは公開してからがスタート。きちんと定期的に情報発信をしていくことが大切です。
三田工業株式会社
診断URL:http://mita-co.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
何をしている会社かすぐにわかり、必要最小限の情報ですっきりまとまっています。更新もできており最新情報に保たれているのでこのまま運用されていくことをオススメします。今後、さらにホームページをビジネスに役立てる必要が生じた時には(例えば市場環境が変わり競合企業との競争が激しくなる、新市場の開拓に挑戦するなど)、TOPページの「私たちの取り組み」を研ぎ澄まし、出来るだけ具体的にホームページを見る人に伝える必要が出てくるかもしれません。 ”徹底した品質管理” ”安全衛生” ”人材育成” の各コンテンツを充実させ、ユーザーに提供できる価値を伝えることが重要です。また、様々なニーズや困りごとを抱えるユーザーがアクションしやすくなるようなサイトのゴールを用意することが課題です。
※本資料では、執筆者宮本が特に気になった2社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。
執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/