ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。
診断日:2022年1月
株式会社ハナブサ
診断URL:http://hanabusa-company.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
パッと見て何の会社かわからないのが大変もったいないです。ユーザーはホームページが必要かどうか3秒で判断すると言われています。一番目立つメインビジュアルには、主力商品の機械式駐車装置の写真を載せ、貴社の強みを伝えるべきです。【事業案内】にある「販売実績24,000パレット以上」はインパクトもあるのでキャッチコピーに使ってみると良いかもしれません。
次に【立駐装置一覧】ページですが、製品を選択する際分かりづらかったです。競合サイトではイラストや写真が使用され、ユーザーが製品選択に困らないよう配慮されています。また、製品の詳細ページもカタログの内容がただ載っているだけで物足りなさを感じました。【施工事例】も写真のみの情報しかなく今のままでは期待外れの印象が強いです。せっかく訪問してくれたユーザーに満足してもらえるよう、一つ一つのコンテンツを充実させると良いでしょう。その際は、検討中ユーザーに役立つメンテナンス・サポートに関する情報も追加されることをオススメします。この機会にユーザー目線でサイトの見直しをされてみてはいかがでしょうか。
株式会社豊国パーキングシステム
診断URL:http://www.hokoku-kogyo.co.jp/parkingsystem/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
シンプルなメニュー構成は好感が持てますが、肝心の中身が物足りず残念に感じました。特に【製品紹介】は写真とカタログ・図面のPDFが掲載されているのみで、カタログを閲覧するためだけのサイトという印象です。サイトに載せる情報は最低限きちんとページ化するようにしましょう。更に一部製品は写真しか閲覧できず、詳細はお問い合わせを促す仕様なのも不親切です。ほとんどのユーザーはホームページを閲覧しながら他社との比較を行いますが、今のままでは貴社ならではの良さが伝わらず候補から外されてしまうかもしれません。“安全、低騒音、耐久性抜群の溶融亜鉛めっき仕様。ハイルーフ車仕様可能” という強みもカタログPDFを閲覧して初めて分かるのではもったいないので、TOPページなど目立つところでアピールすることをオススメします。また、TOPにバナーを設置している「安全に関するお知らせ」も非常に重要な情報なのできちんとページ化しましょう。
最後に、お問い合わせフォームを含めたサイト全体がSSL非対応です。ユーザーのプライバシーを保護するためにも早急な対応が必須です。
※本資料では、執筆者宮本が特に気になった2社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。
執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/