Webサイトの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にWebサイトを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のWebサイトを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、Webサイトの改善にお役立ていただければ幸いです。
診断日:2020年5月
株式会社ノナカ
診断URL:https://www.nonaka.co.jp/
●診断内容
この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
2019年2月にWebサイトをリニューアルされていますね。トップページから高級感をうかがえます。情報もすっきりと整理されており、レベルの高いサイトです。あまり言うことはないのですが、気になった点としましては「施工事例」についてです。ブログの中で実際の施工例を紹介し、トピックスとして見せるのも良いのですが、個人的にはグローバルメニューの1つにあっても良いのかな、と思いました。こだわりのある各製品を実際にどのような場所でどのように施工しているのか、すぐ目につくところにあると良いなと思ったからです。もう一点は【お問い合わせ】についてです。グローバルメニューの【お問い合わせ】はSSL化されており問題ないのですが、ページフッターにあるお問い合わせボタンをクリックすると「保護されていない」ページに飛んでしまいます。個人情報を取り扱うページですので確認されたほうが良いでしょう。
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Webサイト診断ユダ木工株式会社
診断URL:https://www.yudawood.com/
●診断内容
この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
きれいで見やすく、コラムやSNSをまめに更新されている点は好感が持てます。しかし、グローバルメニューが多すぎます。さらに【ショールーム&会社情報】など1つのメニューに2項目含むものもあるので実際以上に多く見え、どこを見て良いのか迷ってしまいました。例えば【ショールーム&会社情報】と【信念&哲学】を【会社情報】にまとめるなど、もっとシンプルな構成にされることをおすすめします。他にも【お問合せ&お知らせ】は【お問合せ】としても違和感のない内容ですし、【図面DL】はグローバルメニューに必要なコンテンツではないと感じました。ロゴを押せばTOPページに戻れるのであれば【HOME】も不要です。グローバルメニューはWebサイト構造の根幹を担う部分なので、もっとよく検討したほうが良いでしょう。【写真集】がよくできたコンテンツなので、個人的にはこれを核に情報設計すると良いと思います。また、【商品紹介】内で製品をクリックするとカタログに飛んでしまうのも不便です。見せる情報をWebに最適化したデザインにすることはWebサイトの必須条件。きちんとHTMLの製品紹介ページを用意しましょう。
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Webサイト診断株式会社築柴
診断URL:https://www.tukusi-net.com/
●診断内容
この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
まず最初に目に入ってくる“ 木にこだわり続けて130年、匠の技を生かす築柴の心 “というキャッチコピー、貴社の伝統とこだわりが伝わり好感を持ちました。その流れでトップページの「築柴が施工する匠の技」をクリックしてみたのですが、期待していた内容とは少し違うページが表示され残念に感じました。例えば「個性溢れる新製品の開発」ですが、貴社が新製品を開発する際のこだわりや匠の技について書いてあるのかと思ったのですが・・・製品紹介のページが表示されています。他の項目も同じように少しイメージしていたものと違いました。せっかくの強みなので、この項目に合致したページを作るともっと良くなると思います。最後に木製防火ドアのページですが、内容にメリハリがなく読み流されてしまっているかもしれません。「国土交通省の厳しい耐火性能試験をクリアした木製防火ドアをオーダーメイド生産できる」という貴社の特徴がしっかり伝わるよう、ページの見直しをおすすめいたします。
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Webサイト診断チャネルオリジナル株式会社
診断URL:https://www.channel-o.co.jp/
●診断内容
この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
きれいで更新もまめにされていて好感の持てるサイトです。しかし、デザインやレイアウトに比べ情報設計がいま一つです。そのせいで良いコンテンツが埋もれがちになり、導線も悪くなっています。典型的なのが10個もあるグローバルメニュー。人が一度に認識できる数は7つと言われているため、グローバルメニューは多くても7つ以下にするのがセオリーです。【サンプル・カタログ請求】と【見積依頼・お問合せ】が別ウインドウで立ち上がるのも個人的には好きではありません。それから、【温熱・エコ】【採用情報】は別サイトということがわかるよう配慮したほうが親切です。そうした小さな不便やわかりにくさで随分損をしているサイトだと思いました。TOPページのメインビジュアルも ”建設資材で環境共生社会の実現を目指す CHANNEL ORIGINAL” とすれば写真とキャッチがぴったりはまり、初めてサイトを訪れた人にもどんな会社かイメージしやすくなります。良いコンテンツも多く熱心に情報発信されているだけにもったいないサイトです。
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Webサイト診断宮崎木材工業株式会社
診断URL:http://www.miyazaki-mokuzai.com/
●診断内容
この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
TOPページのメインビジュアルだけだと何の会社か伝わりにくいです。せっかくの良い写真を生かし切れていないように感じました。「自分たちの持ち味」と「ユーザーに与える価値」を伝える簡潔なキャッチコピーを作り、メインビジュアルとともに伝えると良いと思います。サイトの作り自体は良いのですが、「誰」に「何」を伝えたいのか?そして、どのような「行動」をして欲しいのか?肝心要のコンセプトが曖昧なんだと思います。お知らせの更新も2017年6月で止まってしまっていますし、いまだにSSL対応もモバイル対応もできていません。また、【採用情報】をクリックすると、何も書いていないお知らせのページに移動してしまいます。さらに【お問い合わせ】を見ると “10日以上連絡がない場合は、恐れ入りますが再度ご連絡ください。” という記載。私は10日も待てません。これを見たユーザーはどのように感じるでしょう?Webサイトは大切な会社の顔。もっと大切に扱ってほしいと思います。
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Webサイト診断※本資料では、執筆者宮本が特に気になった5社のWebサイトを対象に診断を行っています。
※Webサイト調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。
執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からWebサイトを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/