エアーノズル業界 Webサイト診断

ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。

診断日:2019年4月


目次

スプレーイングシステムスジャパン合同会社

診断URL:https://www.spray.co.jp/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
“その課題、スプレーノズルで解決しませんか?”真っ先にこのフレーズが目に入ってきました。豊富な品揃えの中から自分に合ったスプレーノズルを探すことができそうです。ホームページの作りも悪くありません。シンプルでストレスなく閲覧できます。良いホームページだからこそ、もう少しだけ情報整理して欲しいと思いました。グローバルメニューが10個は多すぎます。ホームページ内検索を使ってもらうことを前提にすれば、メニューはもっと減らせます。検索窓を「製品検索」としてグローバルメニューは「カテゴリーから探す」「用途で探す」「業界で探す」とするのも一案です。さらに、製品情報をすっきりさせた上で事例やサポート情報を厚くすると、もっと良いホームページになると思います。


大浩研熱株式会社

診断URL:http://www.daico-t.com/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
2018年6月にリニューアルしたホームページです。製品情報中心にうまくまとめられており、よく考えて作られたことがわかります。だからこそ気になるのが「新着情報」。ホームページリニューアルのお知らせ以降10ヶ月近く何も更新されていないのです。今はピカピカでもいずれ埃をかぶることにならないか?とても心配です。それから、常時SSL対応がまだということも気になります。なるべく早い対応をお勧めします。また、小さなことですが、グローバルメニューのプルダウンの文字が多すぎて視認性が悪くなっています。特にノズル-1、ノズル-2・・・ノズル-31、ヒーター1~ヒーター10など、取ってしまっても問題ない文字が多く見られます。少しでもすっきりと情報整理をすることで、使い勝手は変わってきます。それと、事例紹介やサポート情報を追加していくこともこのホームページの課題だと思います。


株式会社キクチ

診断URL:http://www.medas.co.jp/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
TOPページに書いてあることが「MEDAS」の持ち味ならば、製品紹介中心のホームページ構成は感心できません。“急速乾燥・瞬間乾燥システムを、コストとランニングを重視したユニークな技術で提案”というメッセージを伝えるためには、事例やデータ、技術情報が効果的です。【商品紹介】と【メール情報サービス】だけで持ち味を伝えるのは難しいでしょう。また【リンク集】もあまり意味のあるものには感じませんでした。ホームページコンセプトと関連性の薄いホームページへのリンクが有効に活用されるとは思えません。もし【リンク集】を活かすのであれば、水切り・液切り・エアーカーテン・除塵・表面処理・急速加熱・乾燥に関連するホームページを厳選して紹介してあげれば、自社の専門性にも関連を持たせることができ、ユーザーにも役立つ情報になると思います。そして、【メール情報サービス(http://www.medas.co.jp/mailservice.htm)】ももったいないことをしています。登録しようにも内容や頻度がイメージできず、躊躇する人が多いのではないでしょうか。現状ではやや不親切かもしれません。TOPICSも2007年6月16日を最後に更新が途絶えているので、ホームページがうまく機能していないのだと思います。


コーテック株式会社

診断URL:https://www.cotec.co.jp/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
独特のホームページです。好き嫌いがはっきり分かれるのではないでしょうか。仕事で利用するホームページとしては使いづらいと思いました。思いやお人柄は伝わりますが、奇抜すぎるように思います。正直、わかりにくかったです。デザイン・レイアウトをオーソドックスにすることをお勧めします。そうすることで製品情報や事例、特注品など仕事に役立つ情報にアクセスしやすくなると思います。アクセスしてきた人は製品やサービス情報が見たいはず。現状では文字も小さく導線も決して良いとは言えません。よく探せば良い情報はたくさんありそうですが、最後まで読み進める前にあきらめてしまいました。ユーザーは少しでもわかりにくいとページを閉じます。各製品ジャンルのメニューが非常に多いので、うまく整理整頓していくこともこのホームページの課題です。


株式会社テンコーポレーション

診断URL:http://www.ten-corp.co.jp/

●診断内容

この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
ホームページの作りが古くなっています。そろそろリニューアルの時期かもしれません。その時は常時SSL、モバイルに対応し、ユーザーに安心・便利にホームページを使ってもらえるようにすることをお勧めします。しかし、その前にすることがあります。それはお知らせの更新。今のままリニューアルしても更新されないまま放置されるということを繰り返すような気がします。【最新情報】が”新着情報はございません。”の一文で終わってしまっているのはマイナスです。【製品情報】は豊富でしっかり作ってありますが、文字が小さく読みにくいことも気になります。検索機能を使ってユーザビリティーを改善しましょう。そして小さなことですが、グローバルメニューの順序も変えたほうが良いでしょう。トップページは左端に配置するもの。ちょっとした気遣いでホームページの使い勝手は大きく変わります。


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Webサイト診断

※本資料では、執筆者宮本が特に気になった5社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。

執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるホームページ、失敗するホームページには共通点があるものです。
対象企業すべてのホームページを比較したうえで、各ホームページ問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/

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