ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。
この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。
業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。
診断日:2022年6月
株式会社新光工業
診断URL:https://www.kk-shinkokogyo.co.jp/
診断内容
この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
必要な情報がコンパクトにまとまった、製造業らしいWebサイトです。【新光工業の強み】の中でしっかりと貴社の強みを明記されており、中でも「クレーム率0.006%」という具体的な数字を出している点が信憑性があって良いと思いました。【ご相談から納入まで】も初めてサイトを訪れたユーザーにとって今後の取引の流れがわかる親切なコンテンツです。全体的に悪くないのですが、気になった点もあります。グローバルメニューをクリックしページ遷移した際、メインビジュアルが残ったままでスクロールしないと目的のコンテンツに辿り着けません。サイトの造りの問題もあると思うのですが、ユーザーが離脱してしまう原因にもなりますのでトップ以外のメインビジュアルは削除し、ファーストビューからコンテンツが目に入るようにした方が良いでしょう。【各種コンベアの比較】は期待感を持ってクリックしたのですが、比較表はPDFへの誘導になっています。貴社の無軸スクリューコンベアの特徴を紹介する重要なコンテンツですので、しっかりとHTMLで作りこまれたほうが良いでしょう。この機会に一度、Webサイト全体を見直してみてはいかがでしょうか?
貴社ホームページの診断(無料)をご希望の方はこちら
サリエント工業株式会社
診断URL:http://www.salient.co.jp/
診断内容
この診断ではWebサイトを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
ホームページの端から端まで読んで誠実な会社なんだと感じました。そうしたことが会社の目標や品質管理のページにも少し表れています。これまで培った経験とノウハウで幅広い搬送物に対応出来るのだろうなということも想像がつくのですが、その良さを表現しきれていないのが本当にもったいないです。例えば無軸スクリューコンベアの効率の高さ、メンテナンスの容易さ、臭いや液漏れの心配がないこと、紐など一般的なスクリューコンベアが苦手な搬送物に向いていることなどをよく伝えることを重視して、サイト全体のデザイン・レイアウトを工夫されると良いと思います。特に製品の紹介ページでユーザーメリットが伝わるよう図やイラスト、動画を使うことをお勧めします。特に大切なのは動画です。現状ではサポートが終了し表示されていないものもあり、動画が小さく編集も良くないため、製品の持ち味を表現しきれておらずもったいないです。産業界に貢献するために「誰」に「何」を伝えるのか?ユーザーの悩み事や課題から掘り下げて自社の持ち味を見つめ直しても良いかもしれません。
貴社ホームページの診断(無料)をご希望の方はこちら
- 本資料では、執筆者宮本が特に気になった2社のホームページを対象に診断を行っています。
- ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。
執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」