ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。
診断日:2022年2月
入江工研株式会社
診断URL:https://www.ikc.co.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
シンプルで製造業らしいホームページです。2016年に創業50周年を迎えられ、社史にもまとめられている通り “「100年続く会社」を目指して” 海外進出や生産革新など、常に変革を遂げながら歩みを進めてきた老舗企業であることが伺えます。しかし、ホームページを一見する限りではそのような強みや良さがいまいち伝わってこないのが残念です。まずはトップのキャッチコピーから見直し、他社にはない強みや注力ポイントを伝えるようにしましょう。「会員ログイン」ボタンを押すとコンテンツ幅の広いサブドメインのページに遷移し、【解決事例】や【特集】【コラム】【動画】など興味深いコンテンツが見やすく並んでいます。このようなコンテンツは会員登録をしたリピーターだけでなく、新規のユーザーにも興味深い内容だと思います。トップページはコンテンツ幅も狭く文字が見づらいところもあるためレスポンシブデザインへ変更、グローバルメニューの内容も再度精査してみてはいかがでしょうか?
三元ラセン管工業株式会社
診断URL:https://www.mitsumoto-bellows.co.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
“特注ベローズを型代不要、1ミリ単位で成型、納期は20日で対応。” 具体的でわかりやすい説明です。せっかくなのでキャッチコピーでも良いと思いました。また、 “1200社を超える企業はもちろん、53の大学や素粒子原子核研究所等、28の研究機関の信頼に応えてきた特注ベローズで問題解決いたします。” と期待できる表現が続くので好感が持てます。仕事の依頼を検討する人に必要な情報はそろっています。更新もまめにされているようですし、ブログも部署ごとに運用されているので良い印象を持つ人が多いと思います。FAQも営業都合のものでなく担当者の人柄が感じられる良いコンテンツでした。デザインについても社員の顔が見え、やはり人柄が感じられます。等身大の自分たちを表現できている良いサイトで勉強になりました。
※本資料では、執筆者宮本が特に気になった2社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。
執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/