ホームページの評価には、アクセス数などの客観的な指標だけでなく「実際にホームページを訪れたユーザーがどのように感じるのか」という主観的な評価も重要です。この資料では、製造業専門Webマーケティングコンサルタントの視点から、各企業のホームページを主観的に評価しコメントしています。業界内では得ることが難しい第三者の意見として、ホームページの改善にお役立ていただければ幸いです。
診断日:2022年1月
日本ジャバラ株式会社
診断URL:https://www.jyabara.co.jp/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
バランス良く必要なコンテンツが揃った好感の持てるサイトです。特に【製品案内】がよくできています。 オーダーメイドが基本の業界は製品紹介が薄くなりがちなのですが、こちらのサイトは規格品や製品カテゴリをうまく活用し幅広い製品ラインナップを効果的に紹介できています。更にカテゴリだけでなく「用途・機能」「業種・業界」「各種対応表」からも対応製品を探せるので、初めて訪れたユーザーも迷わず必要な製品を探すことができるでしょう。また、【当社の強み】も3つの強みを具体的な裏付けをもって解説していて説得力がありました。ただし、気になったこともあります。それは【導入事例】が対応業界の紹介で終わってしまっていること。「クライアントの悩みや課題を貴社製品の導入でどう解決したか?」というコンテンツを期待したので残念に感じてしまいました。守秘義務の問題もあるかとは思いますが、表現の仕方を工夫して事例を掲載することができれば今よりも更にレベルアップしたサイトにできると思います。
関西ジャバラ工業株式会社
診断URL:http://www.kansaijabara.com/
●診断内容
この診断ではホームページを見た第一印象から特に気になった点に絞り述べさせていただきます。
シンプルな構成のサイトで迷うことなく必要な情報を見つけることができました。このままでも良いのかもしれませんが、2013年のリニューアルからずいぶん時間が経っているのでそろそろ再リニューアルする時期かもしれません。このサイトで気になったことは「お知らせ」の更新が2014年で止まっていること。はじめての人が不安にならないよう定期的に情報発信する必要があります。そして、“変化する未来へ 柔軟に「つなぎ続ける」” というキャッチコピーもせっかくなので関西ジャバラ工業様ならではの魅力を簡潔に表現するものを考えたほうが良いでしょう。【事業案内】も内容が薄く、タイトルと中身にズレがあることが気になりました。例えば、「技術紹介」は「作業風景」というタイトルがふさわしく、期待していた情報はありませんでした。【製品情報】については無難にまとめることができています。ページの中でダウンロードできる「引合仕様書」はFAXだけでなく、ネット経由でもやり取りできるようにしたほうが便利です。サイト全般に言えることですが、情報の量を増やすことも必要です。
※本資料では、執筆者宮本が特に気になった2社のホームページを対象に診断を行っています。
※ホームページ調査時の検索順位を元に上位順に紹介しています。
執筆者紹介
宮本栄治(株式会社コスモブレインズ取締役)
「これまでの経験を活かし第一印象からホームページを診断しました。個人の主観による診断ではありますが、成果を上げるサイト、失敗するサイトには共通点があるものです。
対象企業すべてのサイトを比較したうえで、各サイト問題点を1点取り上げさせていただきました。」
《個人ブログ》「製造業のWebマーケティング」URL:https://eijimiyamoto01.blogspot.jp/